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日の出湯 葛飾区堀切

夏休みだけどやることもなく、銭湯でも行こうかと考えた。
堀切の「日の出湯」をゴールに定め、葛飾区に出向いた。

日の出湯は堀切菖蒲園駅の南方1kmほどのところ。
駅から菖蒲園に向かって伸びる商店街を抜けたその先の町並みのなかにひっそりと佇んでいた。

日の出湯 外観

外観、というかエントランスまわりのくたびれた雰囲気にいっしゅん、たじろぐ。
P8171200.jpg

エントランスはトタン製の「かまぼこ破風」に隠されて、薄暗い。
牛乳石鹸ののれんは薄汚れ、「日の出湯」の字が透かされた欄間のガラスは一部破損している。
P8171224.jpg

P8171221.jpg

なんともいえないすえた匂い。「廃屋臭」とでもいおうか。
このまま入ってしまって大丈夫かな、と逡巡。

周囲をうかがうと、ネコがたくさんいる。
脇の路地もあわせると5匹くらいが集っている。
P8171240.jpg
近づこうとすると、かなりの警戒態勢。

まごまごしている自分を横目に、近所のじいさんばあさんが続々とのれんをくぐっていく。
4~5人くらいだけれど、そんなに客が来るのか、と思ってしまう。
それほどくたびれている雰囲気なのだ。

P8171247.jpg
意を決してクツをぬぎ、引き戸を開けて中に入る。

P8171243.jpg

中に入ると、意外なことに冷房が効いていた(苦笑)。
テレビもなく、静かな空間。
天井を見上げると板がはがれたようになっていて、やはり「くたびれ感」は否めない。
けれど、この脱衣所は広い。
どことなく小岩・照の湯を思わせるような、いかにも昭和という感じのおおらかな広さだ。
ただ廃屋臭は、ここも変わらないけれど。。

服を脱いで浴室に入る。
浴室もスカッと広い。
島カランが2列、かるく30人くらいが一度に体を洗えるキャパだ。
ただ、シャワーは男女境壁の1列にしかなく、先ほどのじいさんたちもそちらに密集していた。

窓側の島カラン外側に陣取り、体を洗いながらまわりをみる。
天井が高い。
ペンキ絵の場所には、ペンキ絵ではタイル絵の金閣寺(舞妓さんもいる)。
男女境の壁にもタイル絵。
洗い場の床のタイルも浴槽のタイルも古そうだ。
床には貝殻やカニがいる。
なにもかもが昭和30年代、高度成長期の労働者たちを支えていたその頃のままの意匠、という感じ。

先客のおっさんたちは湯舟に浸ってもすぐに出てしまう。
そんなに熱いのか、と思いつつ身体を流して浴槽に入る。
熱いけれど、入れない熱さではなかった。
浴槽の底には鯉が描かれていた。

洗い場で水を浴び、湯舟に浸かり、を繰り返しているうちに先客は全員出てしまい、貸切状態。
静かな浴室でちゃぷちゃぷと湯に浸かった。

でも脱衣所に戻ると、やっぱり廃屋臭。。(苦笑)
冷房の前で体を冷やしながら周囲の様子をうかがう。
あわよくば浴室のタイルを写真におさめたく、番台のお婆さんに声をかけてみようと頃合いをみていた。
でももたもたしているうちに客がきてしまった。

P8171254.jpg
外に出るとまだもわっとした熱気が残っていて、汗が出てきた。

P8171257.jpg

日の出湯、意外によかったなぁ。
入口のハードルが高いけれど(苦笑)そこさえ乗り越えれば、時が止まったような浴室でふわっとしたひとときを楽しめる。

ただ、永く続けていこうという雰囲気があまりない。
時の流れにすべてをゆだねている感じがする。
今のうち、機会があればまた訪ねたいと思う。

2016/8/17 葛飾区堀切1丁目

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テーマ : 街の風景
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